イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
その男イケメンにつき
私が小学校2年の時に父を交通事故で亡くし、それ以来母は女手一つで私を育ててくれた。
母はとても美人で私の自慢だ。きっと男性から言い寄られたことはあったはず。でも
私が成人するまでは再婚はもちろん。男性とはお付き合いはしないといい、母はその約束を守ってきた。
ここまで大事に育ててくれた母に、これからは私の為ではなく自分のために生きて欲しいと思っていた
だから昨夜、母親から「会わせたい人がいる」と言われて私は凄くうれしかった。
「どんな人か聞いたの?」
「ううん。なんか秘密とか言われちゃって」
「大物政治家とか…芸能人だったら秘密って言葉が似合いそうだよね」
文佳と同意見だ。
母は看護師をしているのだけど、有名な人が入院できるVIPな病室も完備しているのだ。
でももしそうなったらどうしよう。
「ね~ね~。子供とかいるのかな?」
「…なんかいるみたい。でもいるってだけでどんな人かはわからないよ」
「な~んだ。でも分かったらおし――」
「寺田さん」
文佳を呼ぶ優しい声の方に視線を向けるとそこにいたのは営業部の七瀬部長だった。
母はとても美人で私の自慢だ。きっと男性から言い寄られたことはあったはず。でも
私が成人するまでは再婚はもちろん。男性とはお付き合いはしないといい、母はその約束を守ってきた。
ここまで大事に育ててくれた母に、これからは私の為ではなく自分のために生きて欲しいと思っていた
だから昨夜、母親から「会わせたい人がいる」と言われて私は凄くうれしかった。
「どんな人か聞いたの?」
「ううん。なんか秘密とか言われちゃって」
「大物政治家とか…芸能人だったら秘密って言葉が似合いそうだよね」
文佳と同意見だ。
母は看護師をしているのだけど、有名な人が入院できるVIPな病室も完備しているのだ。
でももしそうなったらどうしよう。
「ね~ね~。子供とかいるのかな?」
「…なんかいるみたい。でもいるってだけでどんな人かはわからないよ」
「な~んだ。でも分かったらおし――」
「寺田さん」
文佳を呼ぶ優しい声の方に視線を向けるとそこにいたのは営業部の七瀬部長だった。