イジワル御曹司ととろ甘同居はじめます
どちらにせよ私の勝手な思い込みで部長に心配を掛けたことには違いない。

「あの・・・私コーヒーしか飲んでなくて。だから部長のお土産頂きたいな~って」

するとさっきまでの表情が一変。

「テーブルの上に置いてる。俺は・・・とりあえず着替えてくる」

掴まれた手がパッと離れると部長は2階へと行ってしまった。


リビングに入ってすぐ目に入ったのは紙袋だった。それも1つや2つではない。

軽く5個はある。

チラリと中を覗くと、どれも美味しそうなネーミングとパッケージ。

「どれでも好きなの食べていいから」

着替えを済ませた部長が後ろにたっていた。

「いいんですか?でも・・・どれも食べたいというか…でも時間も時間だし・・・」

悩んでしまう。

すると部長はソファに座り目の前のテーブルにビールを2つ置いた。

「別に良いだろう。明日は休みだし、飲みながら食べよう」

え?もしかして一緒に飲もうって事?
< 92 / 225 >

この作品をシェア

pagetop