超カリスマ美容師のチャラ男は幼なじみデス
俺の幼なじみ
俺には可愛い三つ年下の幼なじみが居る。
彼女の名前は真辺紗友里。
声優の専門学校を出て二年。
まだまだひよっこの新人声優。
紗友里は昔からアニメやマンガが大好きで、そして歌うことが好きな女の子だった。
高校を卒業後は専門学校に入り技術を学び、専門学校卒業後は事務所に所属し、最近まで脇役で何度か出演してきていた。
彼女が中学に上がった頃までは、可愛い妹みたいなものだった。
それが変わったのは紗友里が高校に入る頃。
俺が美容師の専門に入った頃だ。
高校の制服を来た紗友里はすっかり女の子から成長して女の人になっていた。
元から可愛かった紗友里は高校に入るとモテ始めた。
それが俺は気に食わなくて…。
そう思った時には、俺は紗友里が好きなんだと自覚した。
専門を卒業し、無事に美容師になった俺は少しでも紗友里と接点を持ちたくて練習台になってもらったりしていた。
しかし、俺が国際ヘアカットコンテストで優勝して話題の美容師となり仕事も忙しくなってきた頃。
急に紗友里は俺と距離を取り出した。
忙しさにかまけて、気づけば幼なじみの距離すら危うい感じになり俺は危機感を覚えた。