嗚呼私の王子様



そう言って龍樹くんが浮かべた笑顔は、



保育園の先生よりも、いつものママよりも、



欲しかったおもちゃを買ってもらえたあたしよりも、



誰よりもキラキラしてて、



私はなぜかドキドキした。



なんでかなあ?



幼い私には理由はわからなかった。


< 13 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop