嗚呼私の王子様
選挙
あれから季節が2つ程過ぎ、
吹く風が涼しくなってきた頃、
うちの学校では生徒会役員選挙が行われようとしていた。
私は先生方からの推薦もあり、
副会長に立候補していた。
同じ席を争うのは他のクラスの人が2人。
書記候補が3人と、会長候補が2人。
中でも会長選は学校中から注目を浴びていた。
何故かと言うと…
「キャーッ 城田くんよ!!」
「頑張ってね城田くん!」
「こっち見たってやば!!」
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