嗚呼私の王子様



幸いクラスは違ったから

私の平穏は守られたわけだけど、

彼のいるクラスは時間さえあれば女子で溢れかえっている。



「そんなにいいかなぁ。」



なんて呟いてみたけれど、

私なんかの声が誰かに届くわけもなく

空気に紛れて消えていった。


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