三角チェリッシュ㊤
まるで、私ひとり仲間外れにされてるみたい


いや、もうされていた。



この気持ちは本当に悲しかった。



友達という文字がぽっかりあいたみたいに



私の心は真っ白だった。



どこで間違えたんだろう。



どうしてこんなことになったのだろう。



ずっとそれしか考えられなかった。



でも、お姉ちゃんにだけはそのことを話した。



お姉ちゃんは



「大丈夫、かりんには私がいるよ。」



って言ってくれた。



そして、もう一人けんとにも話した。


「大丈夫だよ。僕もいるし!」


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