カクテル紅茶館の事件簿録

「可愛いでしょ。尊敬と憧れが強くて。

だけど素直になれなくて。

それでも希はレンさんに楽譜を届けたんだ」

ヌイの言葉を最後に沈黙が訪れる。

ヌイと私は息を潜めて男と少女を見守り続けた。
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