いらっしゃいませ
アイスカフェオレの彼

今日は、外の気温が上がってる。

俺がバイトに来た時は、客もまばらで
相変わらず…



…また寝てるよ…。

ふぅ。

…このばーさん、起きてる方が短くないか?


ガバッと起き上がったと思ったら、
だれが、ばーさんだ!!と、叫ぶ。



ひぇっ!とわこさん!おはようございます!

…てか、俺今口に出したか?
??え?

ニヤリと笑って、とわこさんは言った。

お前なんぞの考えてることは、口に
出さなくても、お見通しさ。


そうなのさ!


いや、チビ…お前関係ないだろ?


名探偵チビなのさ!と、変な決めポーズを
とってるのを、横目で見ながら

はいはい…名探偵、今日の予約は何時から?


何を隠そう。
もう来てるのさ!


え??

とわこさんと、目が合った。

チビちゃん、お客様が来たら起こしておくれ。
とわこさんは、慌てて奥の部屋へ向かった。


やれやれ。大丈夫かな、このお店…。


大丈夫さ!


…チビ、お前も人の心が読めるのか?


お見通しさ!


決めポーズ…色々あんだね…。


で、名探偵。
予約のお客さんの、ご注文はなんだと思う?



…聞いてくるね。



読めよ!心!





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