ラヒの預言書
「えっ?」
「お前の罪滅ぼしは、昨夜のの事を思い出す事だ。お前にも私が受けた不敬を味わって貰う。それで痛み分けといこうじゃないか」
「確かに.......それで平等ですが.......私は昨夜の事は覚えていなくて.......」
「大丈夫だ。お前は言われた通りにすればよい。」
「でも.......でも、ここでするのですか?せめて部屋で.......」
「なんだ?何か知っている様な口振りだが?別に無理にとは言わないが.......」
「いえっ!!やります!!やらせてください!!」
キルバルはニヤリと口角を上げると、立ち尽くしているソルの腕を引いた。
トスッと跨る様にソルの身体はキルバルの膝の上に落ち着いた。
「あっ!あっあのっ、これは不敬に当たらないのですか?」
「いや、これでいいのだ。昨夜も自ら私の膝に乗って来たではないか」
「えっ?私、本当にそんな事をっ?!!」
キルバルは満足そうに腰に回した腕に力を込めた。
「うわっ!!」
密着する様に引き寄せられた身体は、逃げ様にもビクともしない。
恥ずかしさで顔から火が吹き出しそうだ。
「これ邪魔だな.......」
キルバルは胸元を隠していた薄絹を唇で挟むと、器用にそこから引き抜いた。
「あっ.......」
深く胸元に入れ込んでいた為、薄絹を引き抜く瞬間、胸の敏感な所に擦れていく。
「お仕置きには丁度いい衣だな」