~恋~ 私、初めて、恋してます。
俺は、時期組長候補だった。


もう1人の組長候補やつとも仲がいいとおもっていた。



だけど、そんなこと相手は一ミリも思ってなかったみたいだ。



今の「斎藤組」組長、橋本大雅。


そいつが俺の携帯を見せつけながら、みんなにいい放ったんだ。

「見ろよこれ。母親とのメールの記録だ。こいつは、どこにいるかわかんない、なんて嘘ついて母親と手を組んでたんだよ。」



もちろん、俺にはそんなのみに覚えのないことだった。



大雅を見つめながら固まっていると、誰にも聞こえない声で、俺にいい放った。



「時期組長候補は俺1人で十分なんだよ。」



みんなの野次があとからあとから聞こえてきた。






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