私の心霊体験談( 怖かったこと)

感情

ただ、その日は違った。



いつものように山道を運転していると、
急に、気分が悪くなった。


嫌な感じ。

何かわからない、負の感情がぶつかってきた。



―――なんだろう?

この道は何度も通っているのに。。



そして、あの心霊スポットに差し掛かったとき、
私は気づいた。


「あ…あの人…」



一人の青年が、バイクを道の端に停め、
あの灰色の建物をスマホで撮影していたのだ。


灰色の壁が、、今日は赤っぽく見えた。



さっき以上に、気分が悪い。


これは、 “怒り” だ。


撮影者への怒りの感情が、周囲に充満しているように感じた。


地元の人は、何とも思っていない。
写真を撮る人なんていない。

だから、今までなにも感じなかったんだ。




あの建物を通りすぎた後も、
しばらく私の気分は良くならなかった。


「やっぱりあそこは、心霊スポットだったんだ…」



その日から私は、

あの山道をあまり通らないようにしている。







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