なぜか私、クラスのイケメンツートップに告られました!
私も素直に言葉にすれば、悠くんはニコッと笑って私の髪に柔らかく触れた。
「当たり前でしょ?大事な彼女の親に会うんだもん。緊張するけど失敗できないから気合いで乗り切ったんだよ」
もう、なんでこんなにキュンキュンするの!
静まれ、私の心臓!
いっそ止まれ!って止まったら死んじゃうわ!
もう、私はきっと一緒にいる間ドキドキが止まないんだ。
そしたら諦めて慣れるしかないよね。
「悠くん、今日楽しみだったの。一緒に出かけられて嬉しい」
私は見つめて素直に告げる。
お付き合いするってなってから、それまでかたくなだった壁が壊れて私は随分素直になった。
そんな私の言葉に、悠くんはちょっと照れくさそうに笑って言った。
「もう、付き合うってなってからの素直な咲ちゃんは可愛すぎで、破壊力やばいよ。俺、試されてるのかな?」
その言葉にキョトンとすれば、クスッと笑って言った。
「咲ちゃんの天然小悪魔は破壊力抜群だね!」
そして、私の頬にキスを落とす。
チュッとリップ音がして、私は一気に真っ赤になるのを自覚した。
「ずるい!イケメンは武器が多すぎだよ!心臓壊れそう……」
「俺だって同じ。咲ちゃんが小悪魔さんで俺の心臓もドッキドキ」
触れた、悠くんの鼓動は確かに私に負けず劣らずドキドキと足早な鼓動を刻んでいた。