なぜか私、クラスのイケメンツートップに告られました!
そんな私の答えに谷村くんはホッとした顔をして、一息つくと私に言った。
「じゃあ、彼氏は居ないんだよね?」
おう……、逃げ場なし……。
「ハイ……。おりません……」
顔を逸らしながらの答えになったのは、仕方ないと思う……。
イケメンの笑顔の追求怖い……。
だって、目がマジだもん!!
「これは、フェアの為にも里田に教えとくよ?良いよね?」
「ハイ!もちろんであります!」
もう、イケメンには勝てない、嘘つけない。
本気のイケメン、マジ怖い……。
私は、自分が上手いこと逃げるとかできる性格ではなかったのだと学習することになったのだった。
次は春子防波堤使おう。
そうしよう……。
そうして、ランチを終えるとニコニコの笑顔で自宅まで送られて帰宅してきました……。
何かが、ごっそり削り取られるランチとなりました。
なんでだ……。
とりあえず自室に篭もって現実逃避と、本の世界に逃げ込んだのは言うまでもなかった。
そして、夕飯で今日の出来事を兄に話せばケラケラと笑って行った。
「あぁ、俺が迎えに行った時に睨んだ方だな?アレはかなり厄介だろ?ま、頑張れ」
実に他人事な一言をもらってこの日は終わったのだった。