どこまでも鬼でありたい

 夢見た空のその青さに、出た言葉はあまりにもお粗末なものだった。

 「嗚呼…」

 あまりにも青すぎた空は、目に痛かった。

 美しすぎて、目も開けられない程に眩い光であった。

 ゆえに、恐ろしくなり檻に繋がる獣の様に牢獄へ戻った。

 自身の身を焼き尽くして燃やし焦がし消してしまいたいほどに、空はあまりにも美しく。

 自分との違いを思い知らされた。

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