欲しいのは、たったひとり。
そして、まず『響奈』と呼ばれる子から自己紹介をされた。



「改めまして、私の名前は咲川 響奈(さきかわひびな)だよ!」



「で、私は森 麻柊(もり あさひ)!」



「あっ、私が最後......。私は、猫羽 瀬蘭(ねこま せらん)ですっ!」




みんな可愛いなぁ!


私とは全然違うよ........。



あ、それより私も自己紹介しないといけないよね!




「私は、東条 七乃です!」




あれ、みんなフリーズ。


変だったのかな........。


うん、変だったんだろうね。



なんて、ぐるぐる考えていると........。




「あははっ!ねぇほんと面白い東条さん!」



と、3人に笑われている。



そんなに面白いのかな?



ポケーっとしていると、リーダーの女子、咲川さんに見つめられる。




「じゃあ私たちは友達だから下の名前で呼ぶね!ななちゃんって呼んでもいいかな?」



「えっ、なな、ちゃん?う、うんいいよ!」




初めての呼び方に驚いたけど、嬉しかった。




「じゃあ、私はななって呼ぶね!」



「あっ、じゃあ私は七乃ちゃんにする!」



「うっ、うん!ありがとう!いいよ!」
< 104 / 110 >

この作品をシェア

pagetop