欲しいのは、たったひとり。
「..............陽日くん、なんでそんなに見てくるの」


「んー?別に。七乃を見たかっただけ」



私が陽日くんからの視線に気になり、口に出したらこう言われた。



あ、私の制服になにか付いてたのか!



私はスカートを見たり、そでを引っ張っていろいろな所を確認。




「陽日くん!私の制服のどこに付いてるの?ホコリ?」



なんでひびちゃん登校してるとき言ってくれなかったの〜〜!


恥ずかしい!




私が制服を見て、なにがついているかを探していたら。




「七乃、制服何もついてないよ?」



「..........は?」





え!何もついてなかったの!?



じゃあ陽日くんはなんで私を見てたの!?




「ただ可愛い七乃を見てただけなんだよ」




は?


陽日くんの言うことはいつも理解ができない。





「まぁ、言いに来たことはは違うんだけどね」



違うんかい!



でも当たり前でしょうね。




「で、どうしたの?陽日くん」


「ん、もうすぐ中間テストあるよね」


「え、そうなの」




中間テストか。6月だから当たり前だよね。
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