欲しいのは、たったひとり。
「よいしょっと!」


帰ってきたのは3時頃。


スマホで検索して1番近かった『タクサン』というスーパーへ行ってみた。


お金は、お母さんがバイトで稼いだお金。

あんまり使いたくないんだけど、お母さんが
絶対に使って、と言われたからつい使ってしまったんだ。


いろいろなお店があって、ちょっと買いすぎてしまっちゃったー。 てへぺろ!


あーーー、ハイ、気持ち悪いですねー。
すんません。


ま、とりあえず夜ご飯を作ろう!


パーカーのそでをまくり、キッチンに立つ。


今日はカレーにしよっかな!


お母さんと七瑠と暮らすようになってからずっとご飯を作ってきた。


昔は青城寺家専属のシェフに作ってもらっていたから、料理は全くしたことがなかった。


でも独学で料理を習ったんだ!

ははー、すごいだろーー!!


なんてうぬぼれてしまうくらい頑張ったんだ!
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