欲しいのは、たったひとり。
朝の登校は、みーんな友達と一緒に登校してるのに、私だけ1人。


それはもちろん、私が友達がいないからだ。


地味な格好はやめよっかなー、ってお母さんと七瑠に相談した時、なぜか止められちゃって。 意味分かんないよね?


だから、このまま地味な格好で貫いたるぞー! という意気でいる。


さぁ、教室へ着いた!


教室のドアに手をかけたその瞬間。


「おゎっっ」


突然誰かに手を掴まれ、どんどんよく分からない方向へ連れていかれる。


「ちょいちょいちょいちょいちょいちょいっ、ちょーーい!」


私はどこへ行くのーーー!?

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