欲しいのは、たったひとり。
まぁ、そんなことは置いといて。


私は無事、朝ごはん3人分とお弁当を作りあげた。


────7時


そろそろお母さんと妹を起こしに行こうとしたとき。


後ろを振り向くと、幽霊!?・・・・・ではもちろんなく、


「おはよー、お姉ちゃん」

妹の七瑠(ななる)とお母さんがいた。


なぜっ!?

「七瑠もお母さんもどうしたの!今日早いね!」


驚きながら、笑顔の2人に聞く。


「当たり前でしょ? 今日は、ね?」


お母さんは可愛く微笑み、そう言った。


あっ、そっか。


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