欲しいのは、たったひとり。
「あ、あの・・・・・お顔、赤いよー?」

「──そんなに可愛い顔で見ないでよ・・・・」


か、顔が、顔が熱い・・・・・・。


私も陽日くんの言葉に顔を赤くさせてしまった。


向かい合っている2人が顔を赤くしているこの絵ヅラ、なんとも言えない・・・・・。


しばらくして、私たちの顔の赤さか引いてきて、陽日くんが口を開く。


「じゃ、これから俺のことは、ひ、陽日・・・・くん、って呼べよ」

「う、うん!」
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