欲しいのは、たったひとり。

すると突然、陽日くんはガバッと顔を上げた。

おおっと私も顔を上げてみると。


「じゃ、俺ら同居しよっか」


えーーーーーーーーーー。


いや、さっきの私の言葉でなぜ「同居しょっか」という言葉が出てくるのか。


そしてなぜ「じゃ」という言葉が出てくるのか。


そういえば、昼休みにもこの言葉を聞いたと思い出す。


たくさんの疑問が出てくるのだけれど、それを陽日くんが教えてくれた。