欲しいのは、たったひとり。
な、なんだろう。すごく、照れる。うん。

心臓がドキドキしてて、顔が赤くなるのが手に取るようにわかる。



ストレートに“好き”って言われて照れない人なんていなと思う。



とりあえず、私は紙は机に置いて、リビングへと移動する。


その間も心臓がドキドキしてて、うまく足が動かなかった。



なんだろう、この感じ。
しっくりこないような、この気持ちは。



私はよく分からない感情のまま、ダイニングテーブルの前に座る。



テーブルに置かれたお皿に入ってる2種類のサンドイッチを見つめる。



見た目は・・・・・美味しそう。


でも、陽日くん料理できないんだよね?
美味しいのかな。



なんて、不安を持ちつつパクリと1口。



美味しい・・・・・かも。



いや、結構美味しいかもしれない。


カレーを作るのでさえ、あんなに苦労したのに1日でこんなに美味しいサンドイッチが作れるのかな?



そんな疑問を持ちながらも、2種類のサンドイッチを食べ終わり、冷蔵庫からヨーグルトを食べてから私は自分の部屋へ戻る。




まず、制服に着替える。


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