遠距離五年目
なんか嫌な予感がする。

申し訳ないと思いながら、ドアを開けると


玄関に倒れている花。


「花!」

息も荒くて体も熱い。

とりあえず、部屋に運ぼうと花を持ち上げた。

花はやっぱり小さくて軽かった


でも、俺の腕の中にいる花は中2の時よりも当たり前だけど綺麗になっていた。


花が目を覚ましたらちゃんと言おう。


そう心に決めて花の看病をした。
      
                蒼汰Side
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