遠距離五年目
「ごめんな。花。」

確かに傷ついた。

「謝らないで、私の進路のためにしてくれたことなんでしょ?でもこれからはそんなことしないで。私は何よりも蒼汰がいなくなるほうがつらい。」

「安心しろ。もう離れない。俺は花と一緒に関西の大学に行くから!」

「えっ?いいの?蒼汰は」

蒼汰はにこっと笑って

「大学も離れるなんてごめんだ。」


そう言って、キスをした。

「唇、熱いな」
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