ニセモノ地味子
なんて言ってても時間は止まるわけなくて…気づけば…お昼…。
そして嫌な予感は的中…。
『2年C組の神谷果琳
3年A組の碧井悠弥 至急職員室まで来なさい!』
それも。あの声は生徒指導…の先生…。先生なりの配慮なのか…でも困る…。
あの放送が終わった今…教室は…。
「なになに?悠弥先輩とこの神谷が呼び出し?なんで2人なの?いいなー!」
良くないわ!
その場にいるのが嫌でカバンを持って教室を出た。
職員室で早退届を出して外へ……
「えーーーーーー!」
綺麗に並んだワゴン車…。
わかりやすすぎるだろ…。
あたしは右の車へ悠弥先輩は左の車へ乗り込んだ…。
「ねぇ?
同じ時間に同じようなクルマ2台は流石に…」
「まぁ仕方ないじゃない?お互い同じ学校で同じ場所に行くんだから!」
このマネージャー今日こそ恨んでやる!