ニセモノ地味子
果琳side



誰もいない屋上…


澄み渡る空…のはずだった…



「お前もなんかあったの?」

「え?」


うそ…1人じゃなかった…


「え?えーーーー!」

「何?俺の顔みてそんなに驚く?」

「あっ!いやその…」

あっ!
しまったマスク外してたんだった…。


あたしの生活終わった…。

「ふーん。お前LARAだろ?
この学校にいたんだ。」

「あの…このことは内緒にしてください!
お願いします!」

「いいよ?」

「え?ほんとですか?」

「うん。
なんかあんだろ?バレたくない…なにか…」

「…はい」

そう

なんとしてもあと一年はばれたくない…


それに…もうあんな思いしたくない…



気づけば涙が流れてた……



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