君がいたあの日

②退屈

「退屈」だ。

すべてにおいて。

朝起き、退屈な授業を受け、
そして、放課後。


毎日がこのリズム。


クラスの中では、これといって、
目立つ存在ではない。


しかし、これが現実。

唯一の、楽しみ。

娯楽。


それが、この放課後の図書室。

閉館する6時まで、
ゆっくりと読書を楽しむ。


周囲は俺と同じように、
帰宅部の男子&女子が、

読書をしている。

すべてが、平穏。

退屈であった。



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