君の隣でその白いドレスを着たくて






「勉強なら僕が教えてあげるから。
少し僕に協力してくれない?」



急にやわらかい雰囲気になった彼。

なんか話しづらい・・・。



「・・・協力・・・?
協力って何をするんですか?」



「それは今からわかるから、おとなしくついてきてくれる?」



そこで授業が始まるチャイムが鳴ったため、まあいいかという気持ちでおとなしくついていく。

つれてこられたのは、昨日来たばかりの図書室だった。

カウンターには昨日と違って女の子はいなかったけれど、代わりに先生が座っていた。

先生はあたしたちを見たものの、とがめることはなく、笑顔を向けてくれた。



「こっちきて。」



腕をつかまれつれてこられたのはやはり、昨日“コウ”が寝ていた場所。



「服脱いで。」



「はい?今なんて?」



聞き間違いかと思い、聞き返した。が、





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