君の隣でその白いドレスを着たくて
そんな話をしているうちに、車は目的の猫カフェへとたどり着いた。
車を降りると、大斗さんの顔に、今までと違った笑みが浮かぶ。
笑みと言うのか、ニヤケと言うのか・・・。
「入ろっか!」
「うん。」
ニッコニコの大斗さんと一緒に、カフェへ足を踏み入れる。
「可愛い・・・!」
入った瞬間たくさんの猫が視界に入り、興奮気味の大斗さん。
1時間コースで支払いを済ませ、猫の元へと向かう。
「可愛すぎる!ね、梨々さん!」
「ふふ。そうだね。」
大斗さんは今までに無いくらいデレデレな様子で猫とふれあい、
あたしも可愛い猫たちに癒され、1時間という長くて短い時間を楽しんだ。