君の隣でその白いドレスを着たくて






「最高の時間だったぁー。」



車に乗っても未だに興奮が抜けきらない様子の大斗さん。

そんな大斗さんが、はっとしたようにこちらを見た。



「梨々さんもちゃんと楽しめたかな・・・?」



「もちろん。
可愛い猫ちゃんたちに、すごく癒されたよ。」



「そっか。それならよかった!

じゃあ、お昼食べにどこか行こうか。
なにか食べたいものある?」



「特には。大斗さんの食べたいもので。」



「りょーかいっ。」



車は20分ほど走り、オシャレなお店に停まる。



「イタリアンなんだけど、大丈夫?」



「うん。大丈夫だよ。」



「よかった。

味は保証するよ。最高に美味しいんだ。」





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