君の隣でその白いドレスを着たくて
そこの料理は大斗さんの言う通りとても美味しかった。
あたしたちはお昼を済ませると、ショッピングモールへ行き、
映画を観たあと、ぶらぶらとお店を見てまわった。
「今日はありがとう。楽しかったよ。」
「こちらこそ。」
「また誘ってもいいかな・・・?」
「うん。時間が合えば是非。」
「やった!
じゃあまたね。」
「うん。また。」
大斗さんはあたしを家まで送ってくれた。
他の人を想ってる五十嵐先輩じゃなくて、
あたしのことを好きだと言ってくれた大斗さんを好きになった方が、きっと幸せなんだろうと、今日1日でそう思った。
大斗さんはとてもいい人だし、一緒にいるのも楽しい。
大斗さんのこと、好きになれればいいのに・・・。