君の隣でその白いドレスを着たくて






「じゃあオムライスにしなよ!
あたしそのパスタ頼もうとしてたし、分け合いっこしたい!」



「いいよー。
じゃあオムライス頼もうっと。」



「うんうん。
じゃあ店員さん呼んじゃうね。」



「はーい。」



佳奈のおかげで、誰かが除け者にされることもなく、みんなで楽しく食事ができた。



「じゃあ僕はバイトがあるから。またね。」



大斗さんはあたしたちを図書館まで送ってから、バイトへと向かった。



「めっちゃいい人だね、玉井さんって。」



「そうなんだよね。
初めて会ったときも、あたしが悩んでたら、優しく声かけてくれて勉強教えてくれたの。」



「いいなぁ!
あんな素敵なイケメンに声かけられるなんて・・・!」





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