君の隣でその白いドレスを着たくて
「高木さん。それは違うよ。」
「え?なんのこと?」
「男は好きな子の前ではカッコつけたいものだから、断られる方がこっちとしては辛いというか・・・。
な?大斗。」
「うん。そうだよ。」
「そうなの?」
「そうなの。
だから、ここは僕たちが払うから。」
「わかりました・・・。」
「じゃあほら、好きなもの頼んで。」
そんな感じでうまく言いくるめられて、
結局、大斗さんと茅野さんに奢ってもらい、家まで送ってもらった。
「今日は、ほんっとーにありがとうございました。」
「こちらこそ。
ありがとうございました。」
「いえいえ。お礼言われることは何も。」
「そんなことないよ。
ご飯一緒できて、すごく楽しかった。
またみんなで行こうね。」
「うん。そうだね。」
「じゃあまた。おやすみなさい。」
「おやすみなさい。」