君の隣でその白いドレスを着たくて
「まあまあ、みんなそんな怖い顔しなくていいじゃん。ね?
あの五十嵐幸樹だよ?
彼女なわけないし、ほんとにただの知り合い程度なんだと思うよ。
ねぇ、梨々?」
佳奈がすかさずフォローに入ってくれる。
「うん。ほんとにそうだよ。」
「そっか、そうだよね。ごめんね。」
「うん。」
そういってみんなは散らばっていく。
「ありがとうね、佳奈。」
「どういたしまして。
で?ほんとのところ、どうなの?」
「どうなのって?」
「五十嵐幸樹との関係だよ!」
「ほんとにただの知り合いだよ?」
「えー。うっそだぁー。」