君の隣でその白いドレスを着たくて






「ほんとだよ。」



「ほんと?」



「うん、ほんと。」



「まあ梨々がそういうなら信じるけど・・・。」



「ありがとう。」



「何か進展あったら教えてね?」



「いやいや、絶対ないから。」



「わかんないよー?あるかもじゃん?」



「んー・・・。」



そこでチャイムが鳴って、この話は終わる。

ほんとに進展なんてないと思うんだけど。

あんなに態度悪いし、友達になんてなりたくもない。

ましてや彼女なんて。
相手には将来の相手がいるみたいだしね。





< 20 / 172 >

この作品をシェア

pagetop