君の隣でその白いドレスを着たくて
「すみません・・・。」
「全くだね。
だから馬鹿って言ったんだよ。」
「もう。いつもバカバカって言って・・・。
それしか言うことないんですか?」
「事実を言ってるだけだよ。
でも、今回のは僕にも責任がある。
まあ安心して。こんなこともう2度とさせないから。」
「はい・・・?」
2度とさせないの部分が気になったけれど、それより気になることがあって、聞き返さなかった。
だって今、ものすごくいろんな人の注目を浴びてしまっている・・・!
まあ、あの有名な五十嵐さんが、こんなやつをおんぶしてたら、そりゃそうなると思うけれど・・・。
とにかく恥ずかしい。
できることなら、いますぐこの背中からおりて、走って逃げたい。
「君は今きっと、また面白い顔をしているんだろうね。」