君の隣でその白いドレスを着たくて
第2章
気になる…?
「梨々ー。行こっ。」
「うん。行こっか。」
足が治って数日経った。
佳奈と前に約束して行けなかった、ドーナツが売りのお店に行くことになった。
「あそこのドーナツ可愛いんだよねー!
すっごく楽しみっ!早くつかないかなぁ。」
上機嫌の佳奈は、にこにこしながらあたしの隣を歩いている。
そんな佳奈をみてると、なんだかこっちまで笑顔になっちゃう。
あたしたちは、他愛もない話をしながら、お店へと向かった。
お店は少し混んでいるようで…。
「ちょっと待つみたいだね。大丈夫?」
佳奈がそうあたしにそう尋ねてくれる。