君の隣でその白いドレスを着たくて






そう思いながら彼を見ていると、彼がさらに眉間にしわを寄せた。



「次はどんな馬鹿げた質問をしてくれるのかな。」



「はい?」



「それとも僕にほれた、とか?」



「それはないんで。」



「それなら何。いつまでそこにいるの?邪魔だから早く帰ってほしいんだけれど。」



「言われなくても帰りますっ!」



こんなにも態度が悪い人の相手をいつまでもしていたくはない。





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