君の隣でその白いドレスを着たくて

テスト







「梨々〜。助けて~。」



佳奈が登校早々、泣きそうな顔であたしの元へやってきた。



「どうしたの?」



「今日ってさ・・・、もうテスト1週間前なんだよ・・・!」



「うん。そうだね。
でも佳奈、今回はちゃんと勉強するんだ!って張り切ってたじゃん。」



「それがさぁ、教科書とか開くとなんか眠気が襲ってきてー、結局寝ちゃってできなくて。」



「そうなの?」



「そうなの!!
だからさ、梨々ちゃんさ、一緒に勉強しない?
そしてあたしに勉強を教えて・・・?」



「ふふ。いいよ?」



「やったー!!
さっそく今日とかどうかな?空いてる?」



「空いてるよ。」



「よかった。
ありがとうね!梨々。」



「どういたしまして。」





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