君の隣でその白いドレスを着たくて






「梨々、梨々!
先輩と梨々はどういう関係なの・・・!?」



「いやだから、前も言ったと思うけれど、何もないよ?」



「ほんとにぃ〜?」



「ほんとだって!」



「でもでもでもでも、何もない子に水着選んであげる?」



「いや、それは・・・。」



まあ普通は選ばないとは思うけれど。

変な期待はするだけ無駄だ。



「絶対梨々に気があるね!」



「んー・・・、それはないと思うよ・・・?」



「えー。なんでそう思うの?」



「・・・なんとなく。」



ほんとは、先輩には婚約者さんがいるからそう思うんだけれど、
先輩に話していいとは言われてないし、勝手に言わない方がいいだろうと思った。





< 74 / 172 >

この作品をシェア

pagetop