君の隣でその白いドレスを着たくて
数日後。
先輩がなぜショッピングモールのあんなところにいたのか、謎が解けようとしていた。
あたしが思い切って先輩に聞いてみたのだ。
それは、先輩のアトリエに呼ばれた日だった。
「あの・・・。」
「なに?」
「なんであの、水着を選んでくれた日、あんなところにいたんですか・・・?」
「あー。それ、知り合いのデザイナーに、デザインを見せに行ったんだよ。」
「え?」
「僕にデザインのアレコレを教えてくれた人。」
「・・・なるほど。そうだったんですね。」
「うん。」
「てか口動かしてないで、それ脱いでほしいんだけど。」
「あ、はい。すみません。脱ぎます。」