君の隣でその白いドレスを着たくて
「どの問題ですか?」
「これなんですけど・・・。」
「ここは・・・───。」
「あぁ!
なるほど。この公式を使うんですね。」
「はい。」
「ありがとうございます。
とてもわかりやすかったです。」
「それはよかったです。
僕はこの本の続きを読むので、また何かあったら声をかけていただければ。」
「すみません。ありがとうございます。」
男性はそういうと、隣で再び本を読み始めた。
その後、あたしはまた何度かその男性に質問をした。
そして、お昼の時間になったため、家に帰ることにした。
男性のおかげで、とりあえず、今日やっておきたいところは終わっていた。
「あの・・・、ありがとうございました。」
「いえいえ。
お役に立てたならよかったです。」