君の隣でその白いドレスを着たくて






「おまかせします。」



「んー、じゃあ、僕の好きなお店でいいですか?」



「はい。」



そう答えると、車が動き出す。

彼は運転しながら、いろいろと尋ねてきた。



「高木さんは高校1年生ですよね?」



「そうです。わかるんですか?」



「はい。家庭教師のアルバイトをしているので。
問題を見させてもらえばだいたいは。」



「そうなんですね。
玉井さんはおいくつですか?」



「いくつだと思いますか?」



「んー、20歳くらい・・・?」



「おっ。正解です。
10月で21になります。」



「え!あたしも10月生まれです!」



「おぉ。すごい偶然。
何日生まれですか?」





< 85 / 172 >

この作品をシェア

pagetop