君の隣でその白いドレスを着たくて
「おまかせします。」
「んー、じゃあ、僕の好きなお店でいいですか?」
「はい。」
そう答えると、車が動き出す。
彼は運転しながら、いろいろと尋ねてきた。
「高木さんは高校1年生ですよね?」
「そうです。わかるんですか?」
「はい。家庭教師のアルバイトをしているので。
問題を見させてもらえばだいたいは。」
「そうなんですね。
玉井さんはおいくつですか?」
「いくつだと思いますか?」
「んー、20歳くらい・・・?」
「おっ。正解です。
10月で21になります。」
「え!あたしも10月生まれです!」
「おぉ。すごい偶然。
何日生まれですか?」