君の隣でその白いドレスを着たくて






「大好きです!」



「ふふ。僕も大好きです。」



ささっと駐車すると、少し待っててくださいと言って、玉井さんは外に出る。

すると、こちら側に回ってきて、扉を開けてくれた。



「どうぞ。」



「わざわざ・・・。
ありがとうございます。」



「いえいえ。」



「あ!」



「どうかしましたか?」



「あたし、お金を持ってきていません・・・。
どうしよう・・・。」



「そんなの僕が払いますよ。
元々そのつもりでしたし。」



「いやいやいやいや!それはダメです!
後で連絡先、教えてもらえますか?
お金返したいので。」



「ふふ。真面目ですね。わかりました。」





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