君の隣でその白いドレスを着たくて






8月も半ば。

もう半分以上夏休みが終わった頃だった。

今まで軽いやりとりしかしてなかった玉井さんから、お誘いのメッセージが送られてきた。


“明日、都合が良ければでいいんだけど、会えないかな?”


明日。特に用事は入っていなかった。


“うん。大丈夫だよ。”


“ありがとう。。
この前会ったカフェの前に、10時で大丈夫?”


“うん。”


“じゃあまた明日。
楽しみにしてる。”


明日・・・、何着ていこう。


あんなに見た目も中身も素敵な人と並ぶんだから、それ相応の格好をしないとだよね。

でも、そんな素敵な人が、なんであたしなんかを好きになってくれたんだろう・・・?

会ってからそんなに経っていないし、あたしなんかのどこに惹かれたんだろう?


謎だ・・・。





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