花束をもって。
着替えさを済ませリビングに行くと、作業着の大人達が忙しそうになにやらダンボールを運んでいた。



「そっか・・・」



今日は引越しの日か。すっかり忘れてしまっていた。

どうも自分は夢の内容が気になって仕方ないらしい・・・。

でもどうしたって、思い出せないものは思い出せないのだ。

気になると言うよりは、もはや夢の内容を思い出さなくてはいけないという使命感に駆られていた。




「何してるの!ぼーっと突っ立ってないで早く手伝いなさい!」



こんな暑い日にそんな大声出さなくても・・・。



「分かってるよ・・・」
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