LOVEMEMORY

新曲





  さっきまで 
 
  後ろを向いていた 

  瑞樹が 

  いきなり振り向いて 
  あたしを抱き締めた 



「瑞樹…?」

「亜希、目が覚めた。ありがとう。俺は…瑞樹だよな。世界中にどれだけ探しても一人しかいない桐原瑞樹なんだよな!」 



「…そうだよ…?」


「ありがとう…」




  あたし、何も 

  してないよ。 


  ただ 

  そばにいるって 

  言っただけなのに 



  ありがとうとか 

  言われたら 


  涙、とまんない… 








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