LOVEMEMORY
「お疲れ!亜希、今日の《恋心》の曲、すごいよかったね!」
「千里!ありがとう」
「ね…どうして亜希は…奈留って呼ばないの?」
「ふふ〜、ないしょ!」
あたしは追い掛けてくる千里から笑いながら逃げて
曲がり角で
人にぶつかってしまった…
「…ったたた…すいませ…ん」
「………」
うわ、かっこいい…
目おっきぃ…
髪の毛今風だし!
「…うん。大丈夫だと思う。ただ…」
「え」
「お前…携帯落とした。」
なんと
あたしのカバンから
出た携帯が
つぶれていた…。