LOVEMEMORY





   次の日 


《 BLUESKY 打ち合わせ会場 》


と書いてある部屋に入ると
ケイゴがいた 



「…ケイゴ」

「………聖也のこと好きなんじゃないの」

「…好きだけど、あたし他に…好きな人がいるかもしれないんだ」

「…もう…どっちなんだよ…」

「…え…」





「背中押したじゃん…俺。なぁ…はっきりわかんないの…?」

「…うん…ごめん…」

「…ならいいよ」



ガチャ…



「これから打ち合わせをはじめます。はい。二人とも座ってね?」




―…ケイゴ?








あたしは、まだ 

わかっていない…






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